青空文庫

「初かつお」の感想

初かつお

はつかつお

初出:「三田新聞」1935(昭和10)年5月31日

書き出し

鰹といふと鎌倉で漁れて、江戸で食べるといふふうになつて、賣るも買ふも、勇み肌の代表のやうになつてゐるが、鰹は東南の海邊では、どこでも隨分古くから食用になつてゐる上に、鰹節の製造されたのも古いと見えて、社の屋根の鰹木は、鰹節をかたどつたものだと、「舍屋の上に堅魚を」と古事記にあれば、水の江の浦島の子をよめる萬葉の長歌には春の日の霞める時に住吉の、岸に出でゐて釣船の、とをらふ見れば古の事ぞ思ほゆ、水の

2026/02/25

艚埜臚羇1941さんの感想

  鰹は 足が早くて 鯛ほどは もたなかったので むかしは 海に近い ところで 珍重された という。押送り舟が 房州から 白帆を立て 八丁櫓を 漕ぎ 佃島辺りに 入って来たとも 言われている。遠い昔の 本当の 話しかも しれないと 思われる。

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