よせ
書き出し
第一部お高祖頭巾の月稽古一「今つけてやる」そう言ったきり、フイと師匠の雷門助六は、立っていってしまった。もうそれから二時間近くが経っていた。キチンと座ったまま両方の足の親指と親指とを重ね合い、その上へ軽く落とした自分のお尻がはじめ小さな風呂敷包みを膝の上へ載せたほどに、だんだんギッチリと詰まった信玄袋の重さに、しまいにはまるで大きな沢庵石でも載せられたかのようになってきていた。「…………」いかにも…
19双之川喜41さんの感想
大学の落研が 必読書に 指定しているかは知らないけど 落語家の修行時代が 活写されている。 時代の風潮を 伝えるという意味で 貴重であると感じた。