青空文庫

「鴻ノ巣女房」の感想

鴻ノ巣女房

こうのすにょうぼう

初出:「文芸」1941(昭和16)年10月号

書き出し

隣りの紺屋の婆様から、ぎんはこんな昔語りをきいた。或る山の中に男が一人小屋がけをして住んでいた。働いても働いても食うに事かく有様で、おのれの行末を考えては心細がっていた。或る晩大風があってほうぼうの大木が倒され畠の粟や稗がみんな吹きこぼれて、あっちこっちで助けてけろ助けてけろという叫び声がする。男は行きつけの旦那衆の手伝いをして家に帰って寝たが、夜中にどこからか助けてけろ助けてけろというかぼそい叫

2017/12/20

f14226bcf163さんの感想

素朴な勤労婦人の生涯を、描いたものとして、読みました。母親の慈愛とは、このようなものだと感じ胸に、響いてきました。

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