青空文庫

「若き日の思い出」の感想

若き日の思い出

わかきひのおもいで

書き出し

一、雨の深山で採集私は自分の学問に対してあまり苦労したことはなかった。今日まで何十年にわたる長い年月の間実に愉快に学問を続けてきて、ついに今日に及んだのであるが、平素その学問を特に勉強したようにも感じていないのは不思議である。これは結局生まれつき植物が好きであったため、その学問があえて私に苦痛を与えなかったのであろう。私は少年時代からたえず山野に出て植物を採集した。それが今日もなおやはり続いてその

2022/03/06

cdd6f53e9284さんの感想

祥伝社から出版された朝井まかての新刊「ボタニカ」は、牧野富太郎の生涯を描いた長編小説だ。 評判もいい。 それに、本書を紹介した書評というのも、簡にして要領を得た秀逸な文章だったので、ここをメモ帖代わりに書き留めさせていただく。 ずいぶん勝手な話だが、お許し願う。 「土佐の造り酒屋の家に生まれた牧野は、その一念で植物学を独学で学び、やがて学究生活に入っていく。 牧野の生き方は、とても世渡り上手とは言えないだろう。 研究や書籍に惜しみなく金を注ぎ込み、生家の家業は傾いていく。 学位を気にせずに、出版活動にいそしむ姿勢は独善的と受け取られ、大学の先達の怒りを買うこともあった。 子供のように無邪気に研究に打ち込み、時には周囲を振り回す人物。 植物が語りかける幻想的な場面を交えながら、著者は軽やかにその光と影をつづっていく。 周囲との軋轢を恐れず、信じる道を突き進む牧野には、何に対しても忖度しない強さがある。」

2021/10/19

b8777f6c9c1eさんの感想

ホントに93歳の文章かよ?めちゃめちゃエネルギッシュだな。

2018/10/15

大宇宙の少年さんの感想

好きな植物のことを生涯の仕事にして、93歳でもまだまだフィールドワークを続ける気があるなんて、とても幸せな人だと感じました。

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