青空文庫

「化粧」の感想

化粧

けしょう

神西4

書き出し

化粧神西清これは昔ばなしである。——二人はおさない頃から仲よしだつた。家は大和の国の片ほとり、貧しい部落に、今ならばさしづめ葭簀ばりの屋台で、かすとり焼酎でも商なふところか、日ごとに行商をして暮らしを立てる、隣どうしであつた。幼い二人は背戸の井筒のほとりで、ままごとや竹馬あそびをしてゐた。遊びにあきると二人で井筒に寄り添つて丈くらべをした。年は少年が三つ上だつたが、背丈は少女の方が高かつた。少年は

2020/12/25

19双之川喜41さんの感想

 本妻の 品のよい薄化粧と 不倫相手の 赤子でも喰ったような 毒々しい唇を 対比させる。 昔ばなしと 断ってはいるけど  内緒の筋の女だって 必死であろうにと感じた。

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