青空文庫

「青いポアン」の感想

青いポアン

あおいポアン

初出:「作品」1930(昭和5)年12月

神西47

書き出し

第一部明子は学校でポアンといふ綽名で通つてゐた。ポアンは点だ、また刺痛だ。同時にそれが、ポアント(尖、鋭い尖)も含めて表はしてゐることが学校仲間に黙契されてゐた。特に彼女の場合、それは青いポアンであつた。明子はポアンといふ名に自分の姿が彫り込まれてゐるのに同感した。のみならず、この綽名を発見した或る上級生に畏怖に似た感情を抱かずには居られなかつた。同時に敵手ともして。——あの子は硬い一つのポアンよ

2022/04/07

19双之川喜41さんの感想

 表現に 制約のあった 時代の 作品 らしく  間接的な 曖昧 模糊とした 表現が続くけど 性同一性障害を扱っているようでもあり サガンの作風が 思い浮かんだりして 詩情あふれる文章と 感じた。

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