こごふっかつろん
初出:「アララギ 第十巻第二号」1917(大正6)年2月
書き出し
記紀の死語・万葉の古語を復活させて、其に新なる生命を託しようとする、我々の努力を目して、骨董趣味・憬古癖とよりほかに考へることの出来ない人が、まだ/\随分とあるやうである。最近には、御歌所派の頭目井上通泰氏が、われ/\一派に向うて、暗に攻撃的の態度を示してゐる。これは偶、安易な表現・不透明な観照・散文的な生活に満足してゐる、桂園派の欠陥を曝け出してゐるので、歴史的に存在の価値を失うてゐる人々の、無…