青空文庫

「湖光島影」の感想

湖光島影

ここうとうえい

琵琶湖めぐり

びわこめぐり

近松秋江31

書き出し

比叡山延暦寺の、今、私の坐つてゐる宿院の二階の座敷の東の窓の机に凭つて遠く眼を放つてゐると、老杉蓊鬱たる尾峰の彼方に琵琶湖の水が古鏡の表の如く、五月雨霽れの日を受けて白く光つてゐる。湖心の方へ往復する汽船が煙を吐いて靜かに滑つてゆくのも見える。帆船が動いてゐるのも見える。そのあたりは山の上から眺めても湖水が最も狹められてゐる處で、向ふ側から長く突き出して來てゐる遠洲は野洲川の吐け口になつてゐる。北

2024/04/21

19双之川喜41さんの感想

 謡曲に 月 海上に 浮かんでは 兎も 浪を 走るか 面白の 気色や とあるようだけれど びわ湖は 古来より 詩歌の 産地とも 言えよう。できれば 大きめの 古地図などを 紐といて 目前に 繰り広げつつ 旅記を 味わうのが 相応しいと 感じた。

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