青空文庫

「曲馬団の「トッテンカン」」の感想

曲馬団の「トッテンカン」

きょくばだんの「トッテンカン」

初出:「赤い鳥」赤い鳥社、1928(昭和3)年9~11月

下村千秋50

書き出し

一いちばん先に、赤いトルコ帽をかむった一寸法師がよちよち歩いて来ます。その後から、目のところだけ切り抜いた大きな袋をかむった大象が、太い脚をゆったりゆったり運んで来ます。象の背中には、桃色の洋服をきたかわいい少女が三人、人形のようにちょこんと並んでのっかっています。その後からは楽隊の人々が、みんな赤いズボンをはき、大きなラッパ、小さなラッパ、クラリオネット、大太鼓、小太鼓などを持って、足並そろえて

1 / 0