みずくさ
初出:「宝石」1947(昭和22)年1月号
書き出し
朝の十時ごろ、俳友の国手石亭が葱とビールをさげてやってきた。「へんな顔をしていますね。どうしました」「田阪で池の水を落とすのが耳について眠れない。もう三晩になる」「あれにはわたしもやられました。池を乾して畑にするんだそうです」「それはいいが、そのビールはなんだね」「あい鴨で一杯やろうというのです。尤もあひるはこれからひねりに行くのですが」田阪のあひるが水門をぬけてきて畑を荒してしようがないから、お…
阿波のケンさん36さんの感想
超短編だが気味悪くヒンヤリできる作品だ。