青空文庫

「手紙」の感想

手紙

てがみ

知里幸恵125

書き出し

知里高吉・浪子宛(幌別郡登別村)大正五年十月頃(旭川区五線南二号発信)拝啓しばらく御無沙汰いたしました。お父上の御病気は大分よくなったときいて私等ははじめて安心いたしました。秋も早やたけなはとなりまして四方の山は錦を着飾ってだん/″\涼しうなりましたから、きっと病気もよくなるでせうと私も昼夜祈って居ります。母上様も今年は御健康の由、いかもいゝあんばいに沢山とれておあしもたくさんとれゝばいゝと願って

2015/11/28

a5ac6a3c331fさんの感想

『日記』と同様、肉親への愛情、周りの人々への感謝、信仰心が つづられています。 金田一春彦氏の幼い日のエピソードが よく出てきて 微笑ましい。 当時の医学では 治療できない持病のため 自分を責める言葉があり、痛ましく感じます。

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