しけんといきなわ
初出:「講談倶楽部」1925(大正14)年11月
書き出し
一武士の魂。大小の二刀だけは腰に差して、手には何一つ持つ間もなく、草履突掛けるもそこそこに、磯貝竜次郎は裏庭へと立出た。「如何ような事が有ろうとも、今日こそは思い切って出立致そう」武者修行としても一種特別の願望を以て江戸を出たので有った。疾くに目的を達して今頃は江戸に帰り、喜ぶ恩師の顔を見て、一家相伝の極意秘伝を停滞なく受けていなければ成らぬのが、意外な支障に引掛って、三月余りを殆ど囚虜の身に均し…
8eb05d040692さんの感想
面白かった。結末はちょっとあっけない気もしなくもないけど
吉田純造さんの感想
読み終わると 爽やかな風が 吹いた