青空文庫

「短夜の頃」の感想

短夜の頃

たんやのころ

書き出し

毎日よく降つた。もはや梅雨明けの季節が來ている。町を呼んで通る竿竹賣の聲がするのも、この季節にふさはしい。蠶豆賣の來る頃は既に過ぎ去り、青梅を賣りに來るにもやゝ遲く、すゞしい朝顏の呼聲を聞きつけるにはまだすこし早くて、今は青い唐辛の荷をかついだ男が來はじめる頃だ。住めば都とやら。山家生れの私なぞには、さうでもない。むしろ住めば田舍といふ氣がして來る。實際、この界隈に見つけるものは都會の中の田舍であ

2019/11/08

19双之川喜41さんの感想

 新茶の香味は 数回で飛んでしまうので  古茶を混ぜて飲むというくだりは  なるほどと 思わせ られた。 季節の移ろいが 日本人の感性を 培った とも思われると感じた。

2017/06/26

d2588c1635e5さんの感想

夏が近づいているこの頃だからこそ、読んでいて、季節が移り変わる様がありありと感じられた。

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