青空文庫

「詩について語らず」の感想

詩について語らず

しについてかたらず

――編集子への手紙――

――へんしゅうしへのてがみ――

書き出し

詩の講座のために詩について書いてくれというかねての依頼でしたが、今詩について一行も書けないような心的状態にあるので書かずに居たところ、編集子の一人が膝づめ談判に来られていささか閉口、なおも固辞したものの、結局その書けないといういわれを書くようにといわれてやむなく筆をとります。ところが、書けないといういわれを書こうとするとこれが又なかなか書けません。なぜ書けないかがはっきり分るくらいなら、当然それは

2021/10/18

decc031a3fabさんの感想

詩として表すほどの事象が無いほど、色んなことが頭に過ぎって忙しいのか、それとも余りにも考え過ぎて頭を自然にクールダウンさせなければいけない時期だったのか。ただ無理して書かなければいけない動機は編集者にはあっても、元来詩人には締め切りなんて関係が無いものですからね。

2017/06/02

b9ef941530ccさんの感想

高村光太郎のの詩について語らずは、光太郎が詩を書くのは鬱積したエネルギーの発散か、思いつきで書く。どうしても詩が書きたくなる時に書く。しかし、今では、詩というものがどういうものか全く分からなくなって、どうしても書くことは出来ないでいるのだ。

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