青空文庫

「(私はさきごろ)」の感想

(私はさきごろ)

(わたしはさきごろ)

書き出し

私はさきごろミケランジェロの事を調べたり、書いたりして数旬を過ごしたが、まったくその中に没頭していたため、この岩手の山の中にいながらまるで日本に居るような気がせず、朝夕を夢うつつの境に送り、何だか眼の前の見なれた風景さえ不思議な倒錯を起して、小屋つづきの疎林はパリのフォンテンブロオの森かと思われ、坂の上の雪と風とに押しひしがれてそいだような形になっている松の木はあのローマの傘松を聯想させ、見渡すか

2025/07/23

艚埜臚羇1941さんの感想

  光太郎は 絵画の大作は 宗教心から 生まれたものとは限らず 自分の 内なる信念から 生まれたとの 見立てを述べる。応用の効く視点と感じた。

2021/11/22

decc031a3fabさんの感想

これを見るとキリスト教はただのルールに過ぎなかったとも捉えられる。イエスは少なくとも規範作りのために身を捧げたわけではないし、聖書にはそう書かれているのに。

2017/06/01

b9ef941530ccさんの感想

高村光太郎の私はさきごろは、ミケランジェロの芸術は宗教から産まれたにではなく、自身のうちなる力から産まれたものであると。

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