青空文庫

「実践について」の感想

実践について

じっせんについて

――馬になった話――

――うまになったはなし――

初出:「青年文化」1948(昭和23)年9月

書き出し

山口県の「光」に鉄道の講演会に行った帰途であった。柳井の駅で駅員が、「中井先生はいませんか。中井先生はいませんか」と叫んでいる。フト私の事かも知れんと思って、顔を出すと、「真直ぐに尾道に帰らずに広島に降りて下さい。労働者が待っていますから。鉄道電話の連絡です。」と言う。変だなとは思ったが、その頃広島県の中立委員として地方労働委員長をしていた私は、ともかくも広島で降りてみた。駅では鉄道局の委員長が待

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