あごじゅうろうとりものちょう
21 かごやの客
21 かごやのきゃく
書き出し
お姫様「なんだ、なんだ、てめえら。……客か、物貰いか、無銭飲か。ただしは、景気をつけに来たのか。店構えがあまり豪勢なんで、びっくりしたような面をしていやがる。……やいやい、入るなら入れ、そんなところに突っ立ってると風通しが悪いや」繩暖簾をくぐったところをズブ六になった中間体が無暗にポンポンいうのを、亭主がおさえておいて、取ってつけたような揉手。「おいでなさいまし。お駕籠屋さんとお見うけしましたが、…
鍋焼きうどんさんの感想
籠屋達の喧嘩口調の言い合いが巧妙。今では使われない符牒も分からないながらも味を感じる。酒と喧嘩が娯楽という時代の面白さだ。