青空文庫

「泡沫の記」の感想

泡沫の記

うたかたのき

(ルウドイヒ二世と人工楽園)

(ルウドイヒにせいとじんこうらくえん)

久生十蘭32

書き出し

森鴎外の「独逸日記」(明治十七年十月から二十一年五月にいたる)の十九年六月のところに次のような記述がある。十三日。夜岩佐(新)とマクシミリアン街の酒店に入り、葡萄酒の杯を挙げ、興を尽して帰りぬ。翌日聞けば拝焉(バイエルン=バヴァリア)国王此夜ウルム湖の水に溺れたりしなり。王はルウドヰヒ Ludwig 第二世と呼ばる。久しく精神病を憂へたりき。昼を厭ひ夜を好み、昼間は其室を暗くし、天井には星辰を仮設

2019/05/04

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