青空文庫

「雲の小径」の感想

雲の小径

くものこみち

初出:「別冊少年新潮」1956(昭和31)年1月

久生十蘭42

書き出し

一時間からいうと、伊勢湾の上あたりを飛んでいるはずだが、窓という窓が密度の高いすわり雲に眼隠しされているので、所在の感じが曖昧である。大阪を飛びだすと、すぐ雲霧に包みこまれ、それからもう一時間以上も、模糊とした灰白色の空間を彷徨している。はじめのころは、濛気の幕によろめくような機影を曳きながら飛んでいたが、おいおい高度をあげるにつれて、四方からコクのある雲がおしかさなってきて、旅客機自体が溷濁した

2022/10/02

2762415ce5eeさんの感想

くそ面白いやんけ

2021/05/16

0036fe27d072さんの感想

死んだ女性との霊愛に耽る男性の話。ストーリーも曖昧模糊としており事実とも夢ともとれる内容だが面白くできている。

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