青空文庫

「湖畔」の感想

湖畔

こはん

初出:「文藝」1937(昭和12)年5月号

久生十蘭63

書き出し

この夏、拠処ない事情があって、箱根蘆ノ湖畔三ツ石の別荘で貴様の母を手にかけ、即日、東京検事局に自訴して出た。審理の結果、精神耗弱と鑑定、不論罪の判決で放免されたが、その後、一ヵ月も経たぬうちに、端無くもまた刑の適用を受けねばならぬことになった。これは普通に秩序罪と言われるもので、最悪の場合でも二年位の懲役ですむから、このたびも逸早く自首して刑の軽減を諮るのが至当であろうも、いまや自由にたいする烈々

2021/05/10

b53e79cfe52cさんの感想

明治の世、元大名で貴族の子の話だが、親の貴族教育と英国帰りで自尊心を限りなく膨らませている若者。しかし醜男で若い女性はもちろん親の愛情さえ授けられない。そんな葛藤する男に可愛く清楚な乙女が声を掛けてきた…。作者得意の華やかなストーリーが展開されていく。

2020/10/10

910ec0121b54さんの感想

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