青空文庫

「西林図」の感想

西林図

せいりんず

久生十蘭27

書き出し

一冬木が縁の日向に坐って、懐手でぼんやりしているところへ、俳友の冬亭がビールと葱をさげてきて、今日はツル菜鍋をやりますといった。「ツル菜鍋とは変ってるね」「ツル菜じゃない、鶴……それも、狩野流のリウとした丹頂の鶴です。鶴は千年にして黒、三千年にして白鶴といいますが、白く抜けきらないところがあるから、二千五百年くらいのやつでしょう」「そんなものなら自慢することはない。むかし、鶴の罐詰というのがあって

2022/07/09

2762415ce5eeさんの感想

これ何回読んでも良いな  久生さんのやつどれもそうだけど

2021/06/03

阿波のケンさん36さんの感想

鹿島老人は孫娘の結婚を許しはせず世間体から死んだことにしていた。しかし相手の男の振る舞いに感じ入ったこともあり最後には嫁ぐことを認める。封建制の色濃く残っていた戦前の物語だ。

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