青空文庫

「野萩」の感想

野萩

のはぎ

久生十蘭27

書き出し

一出かけるはずの時間になったが、安は来ない。離屋になった奥の居間へ行ってみると、竹の葉影のゆらぐ半月窓のそばに二月堂が出ているだけで、あるじのすがたはなかった。窓ぎわに坐って待っているうちに、六十一になる安が、ひとり息子の伊作の顔を見たさに、はるばる巴里までやってきた十年前のことを思いだした。滋子はそのとき夫の克彦と白耳義にいたが、十二月もおしつまった二十九日の昼ごろ、アスアサ一〇ジパリニツクとい

2021/11/16

8702fcaf2228さんの感想

エモっ!!とりあえずもっかい読むわ

2021/04/11

b53e79cfe52cさんの感想

大料亭の元女将がパリに行って帰らないドラ息子に纏わる話。花のパリ、マスコミを賑わす程の人妻との恋、またその美しい娘も登場し華やかな中にもペイソス溢れる作品。

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