青空文庫

「村のひと騒ぎ」の感想

村のひと騒ぎ

むらのひとさわぎ

初出:「三田文学 第六巻第一〇号」三田文学会、1932(昭和7)年10月1日

坂口安吾27

書き出し

その村に二軒の由緒正しい豪家があつた。生憎二軒も——いや、二軒しか、なかつたのだ。ところが、寒川家の婚礼といふ朝、寒原家の女隠居が、永眠した。やむなく死んだのであつて、誰のもくろみでもなかつたのである。ことわつておくが、この平和な村落では誰一人として仲の悪いといふ者がなく、慧眼な読者が軽率にも想像されたに相違ないやうに、寒川家と寒原家とは不和であるといふ不穏な考へは明らかに誤解であることを納得され

2016/01/24

論武 寿朗さんの感想

風博士と同じタイプ。大袈裟に大袈裟に、わざとらしく、そして陽気なセリフ。読む度笑ってしまう。馬鹿馬鹿しくて可笑しな話。坂口ならではのお伽噺のような不思議な感じの作品。とにかく嫌な事があった時や、落ち込んでいる時に読む事をオススメする。段々悩んでいる自分が馬鹿馬鹿しく感じる。活き活きした村人達に元気をもらうといい。

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