青空文庫

「自信の無さ」の感想

自信の無さ

じしんのなさ

初出:「東京毎日新聞 第一九四五七号」1940(昭和15)年6月2日

太宰2

書き出し

本紙(朝日新聞)の文芸時評で、長与先生が、私の下手な作品を例に挙げて、現代新人の通性を指摘して居られました。他の新人諸君に対して、責任を感じましたので、一言申し開きを致します。古来一流の作家のものは作因が判然していて、その実感が強く、従ってそこに或る動かし難い自信を持っている。その反対に今の新人はその基本作因に自信がなく、ぐらついている、というお言葉は、まさに頂門の一針にて、的確なものと思いました

2021/01/15

19双之川喜41さんの感想

 卑屈の肯定のなかから 見事な花が咲くと 太宰は述べる。 確たる作因が 屈折した卑屈の場合でも 作因なしとして 片付けては活けないということか。 言葉の遊びでないとしたら なにやら 実存主義と 少しだけ 関係があるかもしれないと感じた。

2018/01/18

芦屋のまーちゃんさんの感想

文芸時評に対し、反論する必要もなかろう 現代では「いいね」がつくか炎上するかだ マニアだけにウケる小説家でいいのさ もっとも現代ではマニアが一搬化して大人気作家になってしまった 自信もって自分の「自信の無さ」を作品に残せばよいさ

2016/01/21

a98a2cd23bf1さんの感想

何事にも自信のない生活をしているので 『卑屈の肯定』ということを 考えてみます。

2016/01/21

a665a66d6d71さんの感想

こういう考え方は好きです。真似したいです。

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