ほりきりばしのかいい
書き出し
荒川放水路に架けた堀切橋、長い長いその橋は鐘淵紡績の女工が怪死した事から怪異が伝えられるようになった。それを伝える人の話によれば、その女工の怪死は、四番目におこった怪異であるとのことであった。第一番目は、開橋式が済んで間もない夜の八時頃、千住の紙工場に通っているお時という女工が、橋の中程、ちょうど女工の怪死していた上の方まで往くと、霧の中から真黒な目も鼻もない滑面の樽のような顔がぬっと出て、お時の…
9741e0063ebbさんの感想
恐怖心が先に立ち、よく分からない事件はや事故は、あやかしの仕業と考えられたのかもしれない。 昔の風情が感じられる。