いはいとねずみ
書き出し
大正十二年の震災の時であった。幡ヶ谷に住んでいた三好七郎と云う人の許へ、荻原高三郎と云う知人が避難して来て、一月ばかり厄介になっていて他へ移って往ったが、移って往く時、「大事の書類が入れてあるから、すまないが預っておいてもらいたい」と云って、高さ三尺位の箱を置いて往ったので、三好の方ではそれを壁厨へ入れておいた。ところで、翌年になって七郎が病気になって夜になると、「うん、うん」と云って、魘されるの…
9741e0063ebbさんの感想
位牌は何も出来ないから、ネズミの不衛生から来るのだろう。