青空文庫

「妖蛸」の感想

妖蛸

ようだこ

書き出し

明治二十二三年比のことであった。詩人啄木の碑で知られている函館の立待岬から、某夜二人の男女が投身した。男は山下忠助と云う海産問屋の公子で、女はもと函館の花柳界で知られていた水野米と云う常磐津の師匠であった。男の死体はその翌日になって発見せられたが、女の死体はあがらなかった。あがらないのは女は死なないで逃げたがためであった。そして、何くわぬ顔をしていた米は、五稜郭に近い某と云う網元の妾になった。その

2025/07/22

艚埜臚羇1941さんの感想

  薪を 積み上げて 隱亡が 火を 燃やし つづけても 遺体は 燃え尽きない。そこで 男衆が さらに 火を 崩そうと 試みると 怪しげなる 蛸が 飛び出す。海中 生き物が 表れる 妖しい 話しは 少しく 珍しい。これが 元祖 蛸焼き かと 感じた。

2021/05/10

9741e0063ebbさんの感想

男と女の揉め事は、時に残虐な真実と結末が待っている。

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