せんししゃのがいせん
書き出し
この話は長谷川伸君から聞いた話であるが、長谷川君は日露役の際、即ち明治三十七年の暮に、補充兵として国府台の野砲連隊へ入営した。その時長谷川君のいた第六中隊は、中隊長代理として畑俊六将軍がいた。長谷川君はその野砲連隊に入営中、不思議な事を経験した。それは昔から良く云う草木も眠る丑満時で、午前の二時頃の事であったが、衛兵勤務に服していると、兵営から三四町離れた根本の辺に、突然ドッ、ドッ、ドッと云うよう…
9741e0063ebbさんの感想
戦時には、よくこのような話が有ったらしい。 緊張感、不安、恐怖感など、多くの人たちが共通の思いを持ち、共通の現象を味わうのかもしれない。