青空文庫

「三日幻境」の感想

三日幻境

みっかげんきょう

初出:「女學雜誌 三二五號、三二七號」女學雜誌社、1892(明治25)年8月13日、9月10日

北村透谷22

書き出し

(上)人生何すれぞ常に忙促たる、半生の過夢算ふるに遑なし。悲しいかな、我も亦た浮萍を追ひ迷雲を尋ねて、この夕徒らに往事を追懐するの身となれり。常に惟ふ、志を行はんとするものは必らずしも終生を労役するに及ばず。詩壇の正直男(ゴールドスミス)この情を賦して言へることあり。I still had hopes, my long vexation past,Hero to return——and die a

1 / 0