青空文庫

「晩春の健康」の感想

晩春の健康

ばんしゅんのけんこう

初出:「週刊朝日 第八巻第六号」朝日新聞社、1925(大正14)年8月2日

牧野信一18

書き出し

羽根蒲団の上に寝ころんでゐるやうだ——などゝ私は思つた位でした。——午頃まで、この儘眠つてやらうかしら、などゝも私は思つたりしました。春先で、思ひ切り好く晴れた朝の海辺なのです。——もう、かれこれ二時間も前から私は渚の暖かい砂の上で退屈な、然し極めて快い愚考に自ら酔つたまゝ、思ふさま胸を拡げて大の字なりにふんぞり反つてゐるのです。その私の肉体は、単に洞ろな、たゞ一寸軽い頭の爽々しさだけを感じてゐる

2025/08/10

艚埜臚羇1941さんの感想

  沖を 走る 熱海行きの 船を 眺めながら 女たちが 宿から 砂浜に 降りて くると 相手をして 句みたいな ものを 作らせて 見たり 陽光を 身体 一杯に 浴びて くつろいだり している。本人に とっては 気分転換して 新たな 決意を 固めたい ひと時 なのであろうと 感じた。

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