青空文庫

「円卓子での話」の感想

円卓子での話

まるテーブルでのはなし

初出:「新潮 第二十六巻第五号」新潮社、1929(昭和4)年5月1日

牧野信一64

書き出し

一彼の昨日の今日である、樽野の——。今朝はまた昨日にも増した麗かな日和で、長閑で、あんなに遥かの沖合を走つてゐる漁船の快い発動機の音までが斯んなに円かに手にとるかのやうに聞えるほどの、明るい凪は珍らしい。だから云ふまでもなく、海原は青鏡で、ただ、波を蹴たてて滑つて行く舟の舳先で砕ける飛沫が鮮やかに白く光るより他に目を射るものもないのだ。——樽野は、醒めきらない微かな眠さが反つて快かつた。心忙しい筈

2019/11/03

19双之川喜41さんの感想

 豊漁踊りの囃子(はやし)を 第一章としなければならないのに 前置が長くなってしまつたと 終わりの部分で言われても 混乱するばかりであると 思ってしまった。 書き手は 我が儘(まま)なものであると感じた。

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