青空文庫

「ダイアナの馬」の感想

ダイアナの馬

ダイアナのうま

初出:「報知新聞」報知新聞社、1930(昭和5)年10月4~15日

牧野信一36

書き出し

一二度つゞけて土曜日が雨だつた。——三木は、雨だつてむしろ出かけたかつたが、青木からの誘ひの手紙に——よく晴れたこの次の土曜日を待つ——といふ念がおしてあるので、二度の日曜日をつゞけて全く孤独の安息で暮した後だつたせいか、今朝起きて、麗らかな空を見出した時には、思はず、「やあ、愉快だな!」と、中学生の遠足の日の朝の心地を思ひ出しながら、つぶやいた。「それに、月曜日は祭日ではあるし……」「久し振りに

2020/11/16

19双之川喜41さんの感想

 特別な 馬好きでなくても 心惹かれる 美しい描写である。 愛馬を手なずけている娘に対する 慕情が  本筋となっており  池のように海が見える蜜柑畑で  熟していない 蜜柑を口にする場面は  香気漂うと感じた。

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