青空文庫

「海路」の感想

海路

かいろ

初出:「令女界 第十四巻第六号」宝文館、1935(昭和10)年6月1日

牧野信一12

書き出し

「登志さん、果物でも持つて行つたらどうなの、雑誌ばかり読んでゐないで……」ナイフや皿の用意をととのへながら、母は登志子を促した。「キクに言つてよ。あの集りの中へ這入つて行くのは、あたし何だか気まりがわるいのよ、あたしが行くと皆が変に黙つてしまふんですもの……」「お前さんが、あんまり気どつてゐるからぢやないの。」「まあ、ひどいわ、母さんたら……」二人が、そんなことを言ひ合つてゐると、やがて離室の窓か

2021/03/15

19双之川喜41さんの感想

 兄が 同人雑誌の 発行 を企み  題名を決めるべく 関係者が集まって  半分は合宿のようなことをして  頭をひねるけど  なかなかいい のが浮かばないので  妹に助け舟を出して もらい それに すんなり決まり  挙句の果ては  その同人雑誌に 寄稿した 妹の叙情詩が好評を 博する。 熱気にあふれた集いの様子が  伝わってくると感じた。

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