青空文庫

「登つていつた少年」の感想

登つていつた少年

のぼっていったしょうねん

書き出し

一年一回の学芸会が近づいて来た。小さい村の二百に充たない小さい魂は二月も前から小鳥が春を待つやうに待つてゐた。この頃になると少年少女達の眼は急に注意深くなつて先生のどんな小さな表情、どんな微かな挙動をも見のがさない。特に成績がよくて学芸会に出ることを約束されてゐる児童達がさうだつた。遂々或る日先生が口をきつた。それは唱歌の時間が終りかけたときだつた。その時間の始めから生徒達はうすうす感づいてゐた。

2020/11/16

19双之川喜41さんの感想

 火の見櫓の一番の高みに登り詰めたのが 杏平です。 高さの差が 価値の差と思っている。 少ない会話で 構想が定まらない作のように思える。 特に 家が金持ちの 全次郎の くだりは 唐突に感じてしまった。

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