青空文庫

「鍛冶屋の子」の感想

鍛冶屋の子

かじやのこ

初出:「新美南吉十七歳の作品日記」牧書店、1971(昭和46)年7月

書き出し

何時まで経つてもちつとも開けて行かない、海岸から遠い傾いた町なんだ。——街路はせまい、いつでも黒くきたない、両側にぎつしり家が並んでゐる、ひさしに白いほこりが、にぶい太陽の光にさらされてゐる、通る人は太陽を知らない人が多い、そしてみんな麻ひしてゐる様だ——新次は鍛冶屋にのんだくれの男を父として育つた少年であつた。母は彼の幼い時に逝つた。兄があつたが、馬鹿で、もういゝ年をしてゐたが、ほんの子供の様な

2017/12/29

12f0e00299c2さんの感想

なんとも淋しいものがたりです。彼に明るい未来が待っていることを願ってしまいました。

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