青空文庫

「An Incident」の感想

An Incident

アン インシデント

初出:「白樺」1914(大正3)年4月

有島武郎16

書き出し

彼はとう/\始末に困じて、傍に寝てゐる妻をゆり起した。妻は夢心地に先程から子供のやんちやとそれをなだめあぐんだ良人の声とを意識してゐたが、夜着に彼の手を感ずると、警鐘を聞いた消防夫の敏捷さを以て飛び起きた。然し意識がぼんやりして何をするでもなくそのまゝ暫くぢつとして坐つてゐた。彼のいら/\した声は然し直ぐ妻を正気に返らした。妻は急に瞼の重味が取り除けられたのを感じながら、立上つて小さな寝床の側に行

2020/10/08

19双之川喜41さんの感想

 夜中に 幼子が むずかりだすと 果てしがなく  収拾がつかなくなるのは  多くの人が 体験するところである。 狭いところに閉じ込めたりしても 自己嫌悪が進むだけであり  後味はひどく悪い。 やむなく 行われる 躾てあるけど 心の動きが 過不足 なく描かれていて 誠に興味深いと感じた。

2016/01/25

e7f46cc423f5さんの感想

子育ては自分を育てるものなんだろう.

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