青空文庫

「風邪一束」の感想

風邪一束

かぜひとたば

初出:「時事新報」1929(昭和4)年1月3、4日

書き出し

年久しくその名を聞き、常に身辺にそれらしいものゝ影を見ながら、未だ嘗てその正体をしかと捉へることの出来ないものに、風邪がある。風邪は云ふまでもなく一種の病である。多くは咽喉が荒れ、咳が出、鼻がつまり、頭が痛み、時には熱が上り、食慾進まず、医師の手を煩はす場合が屡々ある。凡そ今日では、病気の数がどれくらゐ殖えたらうか。病名がきまつて、病原のわからぬものも随分あると聞いてゐるが、病原がわかつても、予防

2025/07/31

8eb05d040692さんの感想

風邪は万病の元、たかが風邪とは言ってられない。

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