青空文庫

「西洋映画は何故面白いか?」の感想

西洋映画は何故面白いか?

せいようえいがはなぜおもしろいか?

書き出し

かういふ問題はどういふ範囲の人々に興味があるかわからぬが、本誌「トツプ」の読者は、映画の専門家でないにしても、相当高級映画フアンであらうと思ふし、さうなら、日本映画の優秀作が、西洋の普通の水準にまで達してゐないことを万々気付いてをられる筈であるから僕と一緒にひとつこの問題を考へていただきたい。今はそんなことを実際に考へてゐる人は少なからうと思ふが、一時は、映画と演劇とを全く別個のもの、本質的に相容

2019/08/22

ハルチロさんの感想

『西洋映画』は、時代の先端を行く為の“教科書”、と表現することが、本作品の言わんとするところ表しているとは、断言できないものの、愚生の“洋画”に対する感覚は、以上のようなところである。昭和初期の日本は、西洋文化ーー流行の先端ーーに対する大衆の憧れは、今以上に強かったことと思う。西洋の事情を知るには、『西洋映画』が最良の情報源であったであろう。人間にとって、憧れとの遭遇、未知との遭遇は『面白い』と表現できよう。昭和初期に日本で上映された『西洋映画』には、現代でも、名作と言える作品が多いと思う。当時の大衆とっては、これらの名作『西洋映画』は至福の時間や憧れを与えていたことであろう。

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