つきよのけだもの
書き出し
十日の月が西の煉瓦塀にかくれるまで、もう一時間しかありませんでした。その青じろい月の明りを浴びて、獅子は檻のなかをのそのそあるいて居りましたが、ほかのけだものどもは、頭をまげて前あしにのせたり、横にごろっとねころんだりしづかに睡ってゐました。夜中まで檻の中をうろうろうろうろしてゐた狐さへ、をかしな顔をしてねむってゐるやうでした。わたくしは獅子の檻のところに戻って来て前のベンチにこしかけました。する…
北守将軍と三人兄弟の医者
怠惰屋の弟子入り
寒山拾得
8eb05d040692さんの感想
幻想的な感じなんだけど、出て来る案件が細かいのがなんか面白い。