青空文庫

「虔十公園林」の感想

虔十公園林

けんじゅうこうえんりん

宮沢賢治13
少年の日常社会疎外自己認識自然と人間の冥通叙情的孤絶静謐

書き出し

虔十はいつも繩の帯をしめてわらって杜の中や畑の間をゆっくりあるいてゐるのでした。雨の中の青い藪を見てはよろこんで目をパチパチさせ青ぞらをどこまでも翔けて行く鷹を見付けてははねあがって手をたゝいてみんなに知らせました。けれどもあんまり子供らが虔十をばかにして笑ふものですから虔十はだんだん笑はないふりをするやうになりました。風がどうと吹いてぶなの葉がチラチラ光るときなどは虔十はもううれしくてうれしくて

2024/03/08

時間旅行者さんの感想

春の雨のように優しく心にしみこんでくる文章で 派手さはないが一度読めば忘れる事ができない 虔十は自然の美と調和をよく理解していた 上手く説明出来なくても自らの手で表現できた そしてなにより両親や兄は愛情を持って虔十に接しており、これこそが虔十の原点なのだ、と思う 今も賢治の故郷にあるのかもしれない、小さな美しい杉林に思いをはせる そこには口を開け息だけで笑う虔十が昔と変わらないままいると感じながら

2024/02/26

d_AIRainさんの感想

嫌な奴は当然のことながら死んだあと振り返られることもないと言うことで

2020/09/05

19双之川喜41さんの感想

 虔十は 努めて 笑わないふりをする。 彼は 夢に生きているので いつも笑っており それを見て悪童達は 馬鹿にするからである。 彼は 植林を はじめる。皆から嘲笑され おどかされ それでも黙々と手入れをし やがて 急死してしまうのである。 後に残った林に 石碑がたつ。読み進みつつ涙が溢れてきてしまう。

2019/04/29

7dee3bbe8107さんの感想

心温まるいい話でした。

2019/03/17

f2d5a3e71085さんの感想

賢治の作品中一番好きです。 柔らかくて暖かくて爽やかで、何回読んでもなんとも言えない静かな感動で胸がいっぱいになります。

2016/02/20

de89c9545ea4さんの感想

じわらと心に沁みる名短編

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