青空文庫

「反古しらべ」の感想

反古しらべ

ほごしらべ

喪失と記憶回顧的家族不和芸術家描写憂鬱懐古静謐

書き出し

※虫干すとてかびくさき反古どもあまた取出しける中に、故兄が殘したるくさ/″\の筆記あり、ことこまかにしるしとゝめたるさま、これはそれの夏、腦の病ひおこらんとせし前の月こゝろをとゝめて物しつるなり、今かたつかたハ霜こほる冬のよ、毎よさかならず父母が寐間をうかゝひて裾に物をおき、襖のたてつけをあらためし頃ほひ、今宵ハいと寒きに早く寐よかし風もぞ引くと母の仰せつるに、承りぬとて※反古しらべこの頃の日かげ

2024/01/31

95657acce5cfさんの感想

亡き者への愛惜 元気存命中は、隠し立てすることあるも、亡きし後はその様なことせずとも良かった。 との、後悔? 何やら心に残る事共です。

2017/06/23

b9ef941530ccさんの感想

樋口一葉の反古しらべは、全くの古文。明治に入って近代文学を創立しようと、言文一致とか、いろいろな試みがなされたが、樋口一葉は全くの古文そのもの。近代文学には全く入らない。

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