やまおとこのしがつ
初出:「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社、1924(大正13)年12月1日
書き出し
山男は、金いろの眼を皿のようにし、せなかをかがめて、にしね山のひのき林のなかを、兎をねらってあるいていました。ところが、兎はとれないで、山鳥がとれたのです。それは山鳥が、びっくりして飛びあがるとこへ、山男が両手をちぢめて、鉄砲だまのようにからだを投げつけたものですから、山鳥ははんぶん潰れてしまいました。山男は顔をまっ赤にし、大きな口をにやにやまげてよろこんで、そのぐったり首を垂れた山鳥を、ぶらぶら…
19双之川喜41さんの感想
賢治の作品としては 軽妙に コミカルに仕上がっている。 シナ人の物売りの陳は 秘薬 を飲ませて 大の男を小さくしたり なかなか 手の込んだ 手練手管を使うと思った。