青空文庫

「一つのエチケット」の感想

一つのエチケット

ひとつのエチケット

初出:「会報・山窓欄」1948(昭和23)年10月

松濤3

書き出し

七月、谷川に行った帰りだった。ちょうど集会の夜だったので、私は例のようにもう、とぐろを巻いて怪弁を振るっているであろう仲間たちの顔を思いうかべながら、地下鉄にゆられていた——とつぜん、背後から声をかけられた私は振り返った。そこに立っていたのは一人の青年だった。がっちりと、背の高い、面もなかなかの男振りで、軽い着流し姿は涼みがてらに夜店を冷やかしての帰りであろうか。彼はにこやかに話しかけてきた。「ど

2016/05/02

YELLOWテントマンさんの感想

話しかけるにも、山道ですれ違うにしても挨拶するのは最低限の礼儀だと思う。

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