こわれゆびわ
初出:「女学雑誌」1891(明治24)年1月1日
書き出し
あなたは私のこの指環の玉が抜けておりますのがお気にかかるの、そりやアあなたのおつしやる通り、こんなにこわれたまんまではめておりますのは、あんまり見つともよくありませんから、何なりともはめかへれば、宜しいので……ですが私の為にはこの指環のこわれたのが記念でありますから、どうしてもこれをはめかへる事が出来ないのです。ああ月日の経つは誠に早いものでこの指環をこわしてから、もはや二年越になります。そのうち…
4a359431673dさんの感想
短いからスグ読める。今の基準なら明治頃の男はアホに見えるが、当時としてはありふれたとこだろう