ぶっぽうそう
初出:「時事新報」1928(昭和3)年1月4日、5日
書き出し
大正十四年八月四日の朝奈良の宿を立つて紀伊の国高野山に向つた。吉野川を渡り、それから乗合自動車に乗つたころは、これまでの疲れが幾らか休まるやうな気持でもあつた。これまでの疲れといふのは、比叡山上で連日『歌』の修行をし、心身へとへとになつたのをいふのである。乗合自動車を乗り棄てると、O先生と私とは駕籠に乗り、T君とM君とは徒歩でのぼつた。さうして、途中で驟雨が沛然として降つて来たとき駕籠夫は慌てて駕…
c4d08009d054さんの感想
流石に茂吉の随筆は別格のよさがあるというか、季節や動植物にも情があっていいものですね。
8eb05d040692さんの感想
旅情感あって良かったです。高野山、行ってみたいです