ふがくのししんをおもう
初出:「文學界 一號」女學雜誌社、1893(明治26)年1月31日
書き出し
空を望んで駿駆する日陽、虚に循つて警立する候節、天地の運流、いつを以て極みとはするならん。朝に平氏あり、夕に源氏あり、飄忽として去り、飄忽として来る、一潮山を噬んで一世紀没し、一潮退き尽きて他世紀来る、歴史の載するところ一潮毎に葉数を減じ、古苔蒸し尽して英雄の遺魂日に月に寒し。嗟吁人生の短期なる、昨日の紅顔今日の白頭。忙々促々として眼前の事に営々たるもの、悠々綽々として千載の事を慮るもの、同じく之…
b9ef941530ccさんの感想
北村透谷の富嶽の詩神を思うは、透谷の富嶽に対する独りよがりの思いを書いたもの。意味不明。