せんじぎょうべん
初出:「文學界 五號」文學界雜誌社、1893(明治26)年5月31日
書き出し
事業を賤しむといふ事は「文学界」が受けたる攻撃の一なり。而して此攻撃たるや、恐らく余が「人生相渉論」を誤読したるより起りたる者なるべしと思へば、爰に一言するの止むべからざるを信ずるなり。余は先づ「事業」とは如何なる者なりやを問はざるべからず。次に文学は「事業」といふ標率を以て論ずべき者なりや否やを、問はざる可からず。余は文学といふ女神は、寧ろ老嬢として終るも、俗界の神なる「事業」に嫁することを否む…
b9ef941530ccさんの感想
北村透谷の賎事業弁は、透谷の文学を批判否定攻撃する輩に対して反駁しているのか。透谷は政治家や思想家でもないのに、自分は何でも解っているような論説文が多い。