青空文庫

「植物人間」の感想

植物人間

しょくぶつにんげん

初出:「オール読物」1940(昭和15)年11月号

郁二郎32

書き出し

一鬱蒼と膨れあがって見える雑木の森が、左右から迫っている崖に地肌も見えぬばかり覆いかぶさっていた。なんとなく空気までもが、しっとりとした重みを持っているようにさえ思われる。いかにも南国らしい眩しく輝く太陽も、幾重にも繁った葉や枝や幹に遮られて川島の足許に落ちて来るまでにはすっかり弱められていた。川島は、両肩に喰い込んで来るリュックサックを、時々ゆすり上げるようにしながら、舌打ちをまぜて歩いていた。

2018/01/12

花筏さんの感想

植物人間なのか、それともただの3つ子か… 本当に植物人間だったとして、吉見はまだ完璧ではないと言うけれど、何を求めてるんだろう

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