青空文庫

「雪霊記事」の感想

雪霊記事

せつれいきじ

鏡花20

書き出し

一「このくらいな事が……何の……小児のうち歌留多を取りに行ったと思えば——」越前の府、武生の、侘しい旅宿の、雪に埋れた軒を離れて、二町ばかりも進んだ時、吹雪に行悩みながら、私は——そう思いました。思いつつ推切って行くのであります。私はここから四十里余り隔たった、おなじ雪深い国に生れたので、こうした夜道を、十町や十五町歩行くのは何でもないと思ったのであります。が、その凄じさといったら、まるで真白な、

2024/08/03

阿波のケンさんさんの感想

主人公からすればお米さんは永遠の恋人、今は実家の旅館も頼りにしている旦那も亡くなった今、自分の妻にと思っても良いのだが永遠の恋人のままで想い続けたかったのかな?主人公は会いに行く一歩手前で雪に埋もれて亡くなったことを暗示しているが仮に無事でお米さんに会っても恋の発展は無さそうだ。

2024/07/30

8eb05d040692さんの感想

泉 鏡花の冬の作品には福井県がよく舞台になるけど、作者自身も思い出があり、福井の山々が好きなのかも

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