青空文庫

「支那研究に就て」の感想

支那研究に就て

しなけんきゅうについて

初出:「和歌山高等商業學校パンフレット、特別號」1925(大正14)年2月

狩野直喜34

書き出し

私は校長のお招きに應じて講演を致す爲めに罷り出ました。誠につまらないお話でありまして定めて皆樣お聞辛いであらうと考へますが暫らくの間御靜聽を煩します。私は今日支那研究に就てと云ふ題でお話を致さうと思ひます、最近我國、朝野人士の間に支那研究の聲が段々高まつて來たやうに感じます、之は現今我國が歐米諸國と相對立して參りますには從來のやうに支那と反目して居つてはいけない、兩國提携して歐米諸國に當らなければ

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